344人のめい福祈る
前川園長「医療と介護可能な施設必要」
名瀬市の国立療養所・奄美和光園(前川嘉洋園長」の二〇〇五年度合同慰霊祭が十日、同園講堂であった。遺族をはじめ、入所者、職員など関係者約五十人が参列。全員で黙とうを捧げた後、霊前に献花し、昨年十一月四日以降」に亡くなった二人を含む,三百四十四人のめい福を祈った。
祭壇には一九四三年の開園以来、今月九日までに亡くなった三百四十四柱の御霊が祀られた。
慰霊の言葉で前川園長は「三百四十四柱の御霊にふれ深い哀悼の意を表したい。現在ではハンセン病に対する啓もう、啓発活動が進み、和光園の垣根も取り払われてきている。今後の和光園の方針としては、入所者を最後まで看取れるためには、医療と介護が可能な施設が最小減必要という考えから、その設備計画に取り組み始めたと述べ、物骨者の起伏に富んだ人生をしのぶと共に、園の現状を報告した。
続いて、参列者が一人ひとり祭壇に献花し、祈りを捧げた。続いて園内にある納骨堂でも、参列者が焼香し、先人のめい福を祈った。
同園によると、十日現在、入園者数は六十四人。平均年齢は七十九・四歳で最高齢は九十八歳。平均在園年数は四十六・六年。
地元新聞「大島」が伝える。

